今日は「ひかりのくに」の「幼児教育大講習会」。僕の出番は三番目。
午前中の第一講演は、汐見稔幸さん。 白梅学園大学学長で東京大学名誉教授。 汐見さんは、もともと僕の父と知り合いで、僕も以前から良く存じております。 毎年「りんごの木保育セミナー」でも一緒になりますし、 その他の講習会でも時々ご一緒させていただいています。 先日は、汐見さんが発行している隔月刊雑誌「エデュカーレ」で対談させていただきました。 (その模様は最新号、次号と二回に分けて掲載されます。是非、読んでね!) でも、汐見さんの講演を、客席でちゃんと聞いたことが無かったかも、と思い、今日はちゃんと客席の一番後ろで聞かせていただきました。 やっぱり大阪出身やなあ、と思ったのは、淡々と真面目な話をしながら、ちょこちょこ冗談を混ぜるところ。 でも、まさか大学の学長さんが冗談を言うと、みんな思わないのか、あんまり客席は笑わなくて、なんかそれがとっても可笑しかったです。 汐見さんも、みんなの反応が無くても気にしない感じで。 お話は、素晴らしかったです。 1970年代に撮られた街の子どもたちの写真集の中から写真を、たくさん見せてくれて、その写真がまたステキでした。 子どもたちが、路地で群れて遊んでいる姿が生き生きと撮影されているのですが、それがちょうど僕と同世代の写真で、僕はすっかり自分の子ども時代の姿とオーバーラップ。まるでタイムスリップしたみたいに、僕の心は路地裏で遊んでいました。 1980年代になると、もう路地で群れて遊ぶ子どもたちの姿は、無くなって撮影出来なくなってしまったそうです。 そうかあ、と何だか切ない気持ちになってしまいました。 終了後、控え室に行って、汐見さんと会ってきました。 「もう、子どもたちのああいう姿は見られないのかと思ったら、何だか切なくなってしまいました」 と、感想を言ったら、汐見さんはニコニコして、 「いえ、僕はね、希望を持っているんですよ。またそういう子どもたちの姿が、復活すると思っています。日本人はね、そんなにバカじゃありません」 と明るく答えてくださいました。 汐見先生、すごい前向き!!!素晴らしい。そうだよね。これからまた、そういう時代を、僕たちが作っていけばいいんだよね。 汐見さんの講演の内容は、とてもこのブログでは書ききれませんが、本当の意味での子育て支援とは何か、を語った素晴らしいものでした。 汐見さん、ありがとうございました。 Twitter:jaja_shinzawa
by shinzawatoshihiko
| 2010-07-28 19:41
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